お客様相談室

よくいただくご質問

ごはんと健康

ごはんのカロリーは?

お米1合(約150g)を炊飯すると、約330gのごはんとなり、カロリーは534Kcalとなります。ごはんと食パンを比較すると、ごはん1膳(約150g)でカロリーは242Kcal、食パン6枚切り1枚(約66g)にマーガリン10gを塗ると約250Kcalなので、ごはんの方が量的には多く食べることができます。また、ごはんは「粒」を食べるため、消化、吸収に時間がかかることで、腹もちも良いです。

ごはんを食べると太りますか?

ごはんはカロリーが高いという意見もありますが、実はお米はインスリンの分泌を刺激しないことから太りにくく、肥満予防に有効な食材です。また、お米には活動に必要なエネルギー源となる糖質が多く含まれています。体に取り入れられた糖質の多くは体のエネルギーとして使用されますが、一部は脳のエネルギーとして使用されます。もし、炭水化物を摂取しなくなると糖質が不足し、結果として脳のエネルギーが不足します。脳はエネルギーの消費を抑えるため、疲れや眠気により体を休ませようとします。その結果、運動が減ることで体の脂肪が燃焼されなくなり、糖質が減った分だけ体重は落ちますが、脂肪は残ることになります。

ごはんに味噌汁は相性が良いようで、ごはんのアミノ酸と味噌汁のアミノ酸が組み合わさることで基礎代謝が上がりやすくなると言われています。ごはんを中心に色々なおかずを組合せて、バランスの良い食事をすることにより基礎代謝を上げ、適度な運動により体の余分な脂肪を燃焼させれば、健康的にダイエットすることができますよ。

おいしいお米の炊き方

お米一合は何グラムですか?(お米にまつわる単位)

お米1合は約150グラムです。
実際にはお米の品種によって粒の大きさは違いますし、同じ地域で取れた同じ品種のなかでも粒ごとに水分含量や実のつまり方も違うため、容積あたりの重量というのは厳密に標準化できませんが、目安としては、180mlあたりで約150グラムという計算になります。さらに大きな単位では、10合=1升、100合=1斗、1000合=1石となります。

お米を美味しく炊く秘訣はありますか?

お米についたぬかを取るために、まずお米を洗います。ボールなどに炊飯する分量のお米を入れ、たっぷりの水を注ぎます。手早く2、3回かき混ぜて、洗った水が澄んでくるまで水を入れ替え、同じ作業を数回繰り返します。洗米後は、お米に水を含ませます。電気炊飯器を使うなら、炊飯器の目盛りにあわせて水加減を調整。(お米の重量の約1.45倍の水を入れます。)そして、お米に均一にたっぷりと水を吸収させるため、夏場なら30分から40分、冬場は60分から90分を目安に浸漬します。浸漬が終われば、電気炊飯器の場合は説明に従って炊飯を始めます。水加減、浸漬時間、火加減、蒸らし時間、それぞれを細やかに調整することによって、米のほのかな甘みと、やさしい食感を最大限に引き出すことができます。

有洗米と無洗米で水加減の違いは?

無洗米は表面の糠が取り除かれており、普通の計量カップでは有洗米より少し多くお米が入ります。水分量を有洗米よりほんの少し多く(2合で15㏄程度)入れていただけると柔らかくふっくら炊上ります。(秤で重量を計って炊飯する場合は、お米の重量の1.5倍の水分量になります)無洗米専用の計量カップをご使用の場合は、有洗米と同じ水分量で炊飯ください。

玄米を炊飯する時の水加減は?

玄米は表面を糠で覆われており、吸水を阻害するため、通常の水加減と浸漬時間で炊飯すると炊飯時に水分が吸収されず蒸発してしまうため、硬く、ぼそぼそした炊上りになってしまいます。水分量を有洗米より多め(凡そ1.3倍程度)にしていただき、浸漬時間を6時間以上とっていただくとより柔らかめに炊上ります。(秤で重量を計って炊飯する場合は、お米の重量の1.8~2.0倍の水分量になります)夏場に長時間浸漬すると水が傷んでしまう可能性もありますので、冷蔵庫等で浸漬することをお勧めします。炊飯器に玄米モードがある場合は炊飯器の炊き方に準じて炊飯ください。

胚芽精米を炊飯する時の水加減は?

有洗米と同じ水分量、浸漬時間で炊飯できます。硬く感じられましたら、お好みで水分量を増やして炊飯ください。

お米の保管方法

お米に賞味(消費)期限はありますか?

お米も他の野菜と同様に農作物ですので、消費期限はありません。玄米のままの保存であれば、鮮度を長期に渡り維持できますが、精米すると時間の経過と共に酸化が進み、風味が損なわれていきます。保存方法や気温にもよりますが、特に夏場は気温が高く、劣化が進みやすいので、買い置きは控えていただき、なるべく早めにお召しあがりください。また、脱気包装や窒素充填など製品袋内の酸素を取り除いて精米後の鮮度を維持している商品もありますが、開封後は酸化が進みますので開封後は早めにお召し上がりください。

お米はどのように保管するのが良いですか?

お米の品質に影響を及ぼす要素としては、虫の発生、水濡れによるカビの発生、直射日光や乾燥した空気によるヒビ割れ、酸化による食味低下、臭いの吸着などが考えられます。そのため、密閉可能な容器に入れて臭いが移らないようにし、湿気のない通気の良い冷暗所に保存するのが最適です。家庭は蓋のできる密閉容器を利用し、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。できれば、外から中の状態が見える透明な容器が好ましく、使用済みのペットボトルを再使用するのも有効です。お米の袋には通気のための孔が開いているため、米袋のままの保管は好ましくありません。また米びつは計量しやすく便利ですが、内部に糠や米が残りやすいため、虫の発生源となる場合もあり、ご使用はお勧めできません。

米びつで保管する場合はどうすればいいですか?

米びつでお米を保存する場合、内部に古い米や糠が溜まり、虫の発生源となる可能性があります。使用する場合は、お米の重ね入れは避け、使いきった際には必ず内部の清掃を行ってください。

万が一、お米に虫が発生した場合は、どうすればいいですか?

お米に発生する虫に有毒性はありません。お米を研ぐ際に大抵は水と一緒に流れていきますので、虫が出たからといって神経質になる必要はありません。

お米・ごはんのこれって何だろう?

お米に白い粒が入っているが、もち米ですか?(粉状質粒について)

粉状質粒、白未熟粒と呼ばれる粒です。お米の栽培時、受精したモミは細胞分裂し、細胞ごとにデンプンを蓄えていくのですが、その時期の高温や日照不足によってデンプンが詰まらないうちに登熟を終えてしまい、空気の隙間ができることで光を乱反射し、白く見えています。ごはんへの影響は少なく、そのままお召し上がりいただけます。

お米の中に茶色い塊が入っていますが、何ですか?(糠玉について)

お米を精白化する際に発生する糠に粘りがあるため、製造ライン内で固まって「糠玉」が入ったと考えられます。工場では糠玉を取り除く装置により糠玉除去を行ったり、定期的な清掃を実施していますが、大きさによっては除去しきれないことがあります。糠玉については、米由来のものですので、健康や衛生上への影響は一切ありません。

お米に黒い点の入ったものがありますが、何ですか?(ヤケ)

お米の栽培時に害虫や自然環境等の影響により、米粒の表面が被害を受け、黒く色がついてしまうことがあります。これら被害粒については工場の選別工程の中で、光学式選別機により除去を行いますが、除去しきれずに製品に紛れ込む場合があります。黒い点こそ入っていますが、食味の低下や有害な成分の混入はありません。

お米の袋から、黄色や黒い変色した米が出てきましたが、何でしょうか?(カビ)

お米が流通ないし保存の間に、水分に触れてしまうと、カビ等の細菌により変色してしまうことがあります。直接水に触れない場合でも、お米を冷たいものと一緒に保存してしまったり、湿度の高い場所や温度差の激しい場所では結露が発生し、結露による水分によって、カビが発生する場合もあります。変色したお米は有害な場合がありますので、発見したらご使用はおやめください。

炊飯器で保温しているごはんが時間が経過すると黄ばんでしまったのですが、どうしてですか?

炊飯器で長時間保温しているお米が黄色く変色した原因は、ごはんに含まれるアミノ酸と糖が化学反応によってメラノイジンという褐色の色素を発生させるためです。また、その反応によって揮発性の物質も発生し、臭いもでてきます。炊飯器での保温は半日程度が理想です。半日程度でお召し上がりになれない場合は、炊上り直後にラップでなるべく平たく1食分ずつ包み粗熱が取れた状態で冷凍保存をしておくと、食べる時にレンジで温めれば、美味しく召し上がることができます。

お米の袋に小さな穴があいていますが、不良品ですか?

お米の袋には通気のための孔があります。他の食品と違い、お米は重量物で輸送や陳列時に積み重ねられることが多く、通気の孔を設けることで、圧力による破袋を防止しています。(※一部脱酸素剤等により真空化した商品や積み重ねしないスタンドパック等は除く)そのため、ご家庭で米袋のままでの保存には不向きです。

商品に入っていた脱酸素剤を一緒に洗ってしまったが、大丈夫でしょうか?

弊社商品のうち、一部のもち米や胚芽精米等のユーザーが少ない商品については酸化防止のための脱酸素剤が同封されています。脱酸素剤は鉄粉が酸化反応する時に酸素を吸収する働きを応用したものです。食品ではありませんので、食べることはできませんが、人体に有害な物質は使われていませんので、米を研いでるうちに発見された場合は、その脱酸素剤を取り除いていただき、お米はそのままご使用ください。

お米の品種や種類

お米の品種はどれくらいありますか?

お米の品種として国に登録されている品種は約600種類、実際に主食用として栽培されている品種は全国で約300種類くらいあります。南北に長い日本で、天候や地形に応じて、病気に強く、収穫量を増やすこと等を目的に各地で品種の改良が常々行われた結果ですが、全体の収穫量ではコシヒカリが圧倒的に多く、ついでひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまちといった全国的に知られたお米が大きな割合を占めています。

無洗米はどのような商品ですか?

研ぎ洗いすることなく水を加えて炊くだけで食べられるように精米に残った薄いヌカを除去した商品です。基本は水洗いなしで使用できますが、水の濁りが気になる方は、軽くゆすいでお使いください。
※洗い過ぎると米のうまみ層を水に流してしまう恐れがあります。

胚芽精米はどのような特徴がありますか?

胚芽精米とは玄米から表皮ぬか層だけを取り除き、一番栄養のある芽が出る部分(胚芽)を残して精米したお米です。炊き上がりは薄茶色になりますが噛むと甘味があります。

特別栽培米とはどのようなお米ですか?

2001年に農林水産省が定めた「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に従って生産された、化学合成農薬および化学肥料の窒素成分を慣行レベルの5割以上削減して生産したお米です。農薬や化学肥料の使用量を減らすことで、ほかの米よりも手間がかかり、生産量こそ少ないですが、地域の土や水、生き物を守り、田んぼの環境を良くするとともに、人の健康にもやさしいお米だと言えます。

ブレンド米(ブレンド精米)ってなんですか?

一般にご家庭で食べられている精米には、"単一銘柄精米"と"ブレンド精米"の2種類があります。"単一銘柄精米"の原料は同一産年・同一品種(銘柄)の玄米のみです。袋の原料覧には「平成○年産・新潟コシヒカリ」などといった記載がされています。一方"ブレンド精米"の原料は複数種類の玄米で、下記のような組合わせがあります。
 

パターン 品種 産年 ブレンド例
複数年産 単一 複数 平成○・△年産+あきたこまち
複数品種 複数 単一 平成○年産・あきたこまち+新潟コシヒカリ
複数年産×複数品種 複数 複数 平成○年度あきたこまち+平成△年度新潟コシヒカリ

 
ブレンド米は単なる「混ぜもの」と誤解されることがありますが、お米は同一産地の同一品種でも地域によって食味が異なったり、産年によって味がバラつきます。独自の技術と経験に基づいたブレンドで安定した食味、品質の製品をご提供しております。

新米・古米について

新米と古米。古米は美味しくないのですか?

お米が収穫されると、前年に収穫されたお米は「古米」と呼ばれるようになります。新米は鮮度も良く、香りやうまみも良好なのですが、古い米=美味しくない米という訳ではありません。収穫から1年以上経過しているとはいえ、現在は玄米の保管環境も整備されており、使い方や調理の仕方で十分に美味しく楽しむことができます。美味しく炊飯するコツは水加減。時間の経過で米の組織が硬化し、水分が吸収しにくくなっているため、水加減を新米よりも少し多くし、浸漬時間を少し長くすれば、美味しく炊きあがります。臭いが気になるという方には、備長炭を入れて炊飯するのも有効です。また古米は水分量を通常と同じにして炊飯するとしっかりした食感に炊上るので、お寿司の酢飯にも良好ですし、カレー用のごはんにも良好です。炊き方や使い方を変えれば、古米も美味しく食べることができます。

新米はいつ頃登場するのですか?

産地、品種によって異なります。例年、早いところでは沖縄で6月に収穫が行われ、7月中旬から下旬にかけ、南九州でコシヒカリが収穫されます。8月中旬から下旬には福井や石川でハナエチゼンやゆめみづほが収穫、9月中旬には新潟コシヒカリや秋田あきたこまちが収穫、9月末から10月前半には北海道産の銘柄や東北のひとめぼれ等の銘柄も収穫されます。一方、九州で人気のヒノヒカリは少し遅れて10月中旬以降での収穫になります。天候による影響によっては収穫時期にも影響があり、また、収穫後に乾燥、脱穀等の作業を経て流通するため、収穫時期の天候は要注意です。

当社のおコメ(製品)について

米袋には販売者が東京となっているが、東京で米を作っているのか?

当社は東京に本社を置いており、販売者名として東京の所在地が明記されています。全国の優良な産地よりお米を買い付けし、全国各地にある工場で精米して製品を供給しています。お米は玄米のままの保存であれば、鮮度を長期に渡り維持できますが、精米にすると時間の経過とともに酸化が進み、風味が落ちてしまいます。消費地に近い弊社の工場で玄米を精米にし、タイムリーに製品を供給していくことで、できるだけ新鮮なお米を提供しています。

米ぬかの販売はしていないのですか?

申し訳ありませんが、当社では一般販売向けには販売はおこなっていません。製造時に除去された糠は設備内でタンクに集約し、油や飼料等の原料として米ぬかを使用する加工業者にまとめて販売しています。仮に糠のタンクが一杯になると、お米の精米加工ができなくなってしまうため、計画的に糠が回収されるように加工業者と提携しています。このため、スポットでの販売は控えさせていただいています。

工場見学はやっていないのでしょうか?

申し訳ありませんが、当社では一般のお客様向けの工場見学は受け付けていません。当社の工場では毎日大量のお米を製造しています。そのため、当社工場には原料玄米や製品を運搬するトラックやフォークリフトが多く行き来しています。また、工場内では大型の機器類が稼働しているため、危険な箇所も多くあります。工場内に社員以外のお客様が入る場合には、安全面に考慮し、トラックやフォークリフトの作業を制限し、必要以外の機器を停止して対応する必要があるため、一般の工場見学のお申し出についてはお断りさせていただいています。

当社のお米(製品)はどこで買えますか?

当社ホームページに併設しているオンラインショップ「おいしいお米屋さん」にてお求めいただけます。「おいしいお米屋さん」では、当社の関東・関西・九州の各工場で精米したおコメを販売しており、全国各地のさまざまな銘柄や当社ブランド商品である「あかふじ」シリーズなど、幅広い品ぞろえをしておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

あかふじ米という銘柄があるのですか?

「あかふじ米」は当社ブランドとして販売しているロングセラー商品シリーズの名前です。当社が長年培ったノウハウにより、独自にお米をブレンドすることにより、品種ごとの良さを引き出し、そのおいしさをお客様へお届けしております。

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